父は10年以上も前からこの病院のリウマチ科に通っており、
昨年末も、血小板値が急激に下がって体中から
内出血を起こしたため、ここに入院したばかりです。
てことは、父みたいな持病がある人は
その注射を打っちゃいけなかったんじゃ?
「注射前の検査では血小板はやはり低かったものの、
大丈夫だと判断しました。本人様の注射を打ってほしい
という意向も強かったし…」
そりゃ、朝から晩まで毎日毎日痛みにさらされる患者にしたら、
痛みが軽減する注射があると聞けば、誰だって是非打ってくれ
と頼むでしょうよ。
「今回のような症例は大変稀で、滅多にないことなんです。
万に一つです」
万に一つだろうが、稀だろうが、そういう危険性があるなら、
事前にそれについての説明があってしかるべきでは
ないでしょうか。
ましてや、健常者にとって万に一つでも、
血小板が低い父は、その危険性が健常者より
当然高まるはずです。
しかも、実は、注射を打った当日、
父は午前中に注射を打って家に戻ったものの、
別件で午後再び病院に出向き、注射を打った医師に
再び会っています。
その際、「注射を打ってから首が腫れてきた」と
医師に訴えたのですが、医師は軽く指で触れ、
特に気にする様子もありませんでした。
父が首が膨らんできたと訴えていた時点で、
わからなかったのですか?
「膨らみもその時はまだたいしたことなかったし、
様子を見てもいいかなと思いました」
「滅多に起こらないことなので…」
滅多に起こらないことだろうがなんだろうが、そういう
重篤な事例がある以上(しかも首が膨らみ始めているのに)、
なぜ、先ずは内出血による血腫を疑ってくれなかったのか…。
一時は最悪の事態も頭を過った父の容態でしたが、
今のところ順調に回復してきており、先週ICUを出て
一般病棟に移ることができたことは不幸中の幸いです。
とはいえ、喉に穴を開けて人工呼吸器を入れているため、
声は出ないし、食事もできません。
今となっては何を言っても聞いても後の祭り、
父の体が元に戻るわけでもありませんが、
医師の対応には色々と疑問が残ります。
ネットで検索すると、この注射(星状神経筋ブロック注射)
には血腫等の副作用があると確かに記されているけれど、
今回のことって『副作用』の一言で
すまされちゃうようなことなのかな。。。
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