偶然にしては出来すぎな話

昨日は22日に亡くなった伯母さんのお葬式でした。

元気な頃は、甥っ子であるG太さんのライブが銀座であると、
「銀座は私の庭のようなものですから」
と必ず顔を出してくれていました。

伯母さんが保養で使っていた熱海のマンションを訪ねた際、
夜、「花札できる？」と突然持ち出してきて、
一度だけだったけれど、一緒に花札やりました。

「私、こういうの得意なのよ」って笑ってた。

明るくて華やかで粋な伯母さんでした。

お葬式といっても、祭壇もなければ、
お坊さんもお線香もなく、お経の代わりに、
G太さんとG太さんパパのCDをエンドレスで流して
身内だけでお別れする無宗教の『お別れ会』のようなもので、

伯母さんの棺の周りは、菊や百合といったいわゆる
お葬式の花ではなく、バラやかすみ草など、
パープル、白、ピンクといった色とりどりのお花が
たくさんぐるりと取り囲み、それはまるで、

伯母さんがお花畑の中で静かに眠っているかのようで、
とてもとても綺麗でした。

思わず、「私の時も祭壇いらないから同じように送ってね」
と、隣にいた姉夫婦に頼んでしまったぐらい。

姉には

「だって無有ちゃんより長生きしなきゃダメなんでしょ？
　私は送れないわよ」

と返されましたが。。。(￣o￣;)あっ！そっか


さて、そのお別れ会でのこと。。。

昨日の東京は、今日の晴天が嘘のように朝からずっと雨で、
しかも、私たちが斎場に到着する頃が一番激しく、
さすがに強力雨男を甥っ子にもつ伯母さんだけあると、
ある意味、感心？せずにはいられませんでした。

さらに、埼玉から斎場に向かっていた親族からは、
天候不良で電車が遅れたうえに、途中で人身事故があり
車中に閉じ込められたまま止まってしまったと連絡が入り、
火葬までに間に合うのかと、一同ハラハラ。

でもって、

あろうことか、たまたまその時会場に流れていたのが、
G太さんのCDの中の『最強雨男』という賑やかな曲で、

その歌詞はといえば、

『肝心な時はいつも大雨〜〜〜♪』

『乗るはずの電車、止まるよ〜〜〜♪』

という、狙いすましたかのような内容。。。


よりによって、このシチュエーションで、
この曲がくるかね（;￣ー￣A ｱｾｱｾ


結局、その親族は間に合って事なきを得たのですが、
偶然というにはあまりにも出来すぎな話に、

なんとなく、伯母さんが

「してやったり！」￣ー￣*）v

と、ほくそ笑んだような気がしました。