先週から世話をしていたアオムシくん、
やっぱりだめだった・・・。
我が家は、無低農薬野菜の宅配をお願いしていますが、
時々、野菜と一緒にアオムシも宅配?されて来ます。
農家の方にとっては、
手塩にかけて育てた野菜を食い散らかすアオムシは
まさに、憎むべき天敵なのでしょうが、
子供の頃、観察していたアオムシが、
目の前で羽化し蝶になるのを見た感動が忘れらない私は、
当初、アオムシはどれも蝶になるもんだとばかり思って、
片っ端から世話をしていました。
その結果、一口にアオムシと言っても、
蛾になるものと蝶(シロチョウ科)になるものがいることを知りました。
そして、
蝶になるアオムシには、『アオムシコマユバチ』という
恐るべき天敵がいることも学びました。
アオムシコマユバチの成虫は、アオムシが小さいうちに卵を産み付け、
その幼虫は、アオムシの体内に寄生します。
寄生されたアオムシは、一見順調に育ちますが、
サナギになる直前、壮絶な形で(まさにエイリアン状態)最期を迎えます。
最初目にしたときは、いよいよ蝶になるのも間近かと
楽しみにしていた矢先のことでもあり、
かなりショック(今でも見たくないけど)でした。
アオムシコマユバチのアオムシへの寄生率は
80パーセント以上(時期によっては90パーセント以上)にもなるそうです。
ちなみに、我が家に来たアオムシで
無事に蝶になった子は今まで一匹もいません。
子供の頃目にしたモンシロチョウの羽化は、貴重な経験だったのかなぁ。
運良くアオムシコマユバチの寄生を免れたとしても、
鳥やアシナガバチなどに補食されたりと、
蝶になれるアオムシは全体の1パーセント程度だとか。。。
ひらひら優雅に舞うチョウチョを見かけたら、
「よくぞご無事で」と声をかけてやってください。