以前にもブログで取り上げましたが、
我が家のマンションには、敷地内の掃除や植木の世話をするために、
管理会社から、わりと年配のおばちゃん達が派遣されて来ています。
敷地内でカメの草を採るようになってから、
そのおばちゃん達と顔見知りになり、私は、
「
カメちゃんのママ」などと呼ばれたりもしていました。
その中でも一番仲良しだったおばちゃんが、
今日でお仕事を辞めました。
体調を崩して、入院するのだそうです。
無有が来て野草採取を始めたばかりの頃、何も知らない私に、
おばちゃんは色々な野草の名前を教えてくれました。
「こっちにはたんぽぽがいっぱい生えてるよ」
「これはカメちゃんが食べられる草だから
むしらないでとっておいてあげるね」
今、無有が色んな野草を食べているのは、
おばちゃんのおかげです。
「元気になって戻って来てね」
ささやかながら、お礼の気持ちを込めて花束を渡すと、
おばちゃんは、帽子を目深にかぶりなおして泣いてしまいました。
私も悲しくて、おばちゃんと抱き合って泣きました。
そういえば、
おばちゃんと泣き合うのはこれが二度目だね。。。
「私ね、おまんじゅうを作るのが得意なのよ。
退院したら一緒に作りましょうね」
おばちゃんが言いました。
うん、おまんじゅうだってなんだって作るよ。
だから おばちゃん
約束だよ。
必ずまた会おうね。
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