ややもすれば、命を簡単に売り物にする
ペットショップ(生体販売業者)も決して少なくない中で、
愛亀無有のお里であるリクガメ専門ショップ
『グレース』さんのオーナー黄木さんは、
初めてお会いした時から一貫して変わらない、
リクガメに対する熱い情熱、頑固なまでのこだわり、
強い意志をお持ちの方でした。
最近は父親の介護で慌ただしく、
お店にお邪魔する機会も
めっきりなくなっていましたが、
まさか、こんなに突然お別れすることになるとは、
思いもよりませんでした。
以前から心臓が悪かったのは存じ上げていましたが、
いくらなんでも早すぎます。。。
まだまだ教えていただきたいことが
たくさんあったのに。。。
お店でたくさんのカメに囲まれながら、
こんなことがあった、こんな客が来たと、
時に面白おかしく、時に憤慨しながら、
熱く語る黄木さんの姿が目に浮かびます。
旅行で留守をするため里帰りした無有を手に取りながら、
体は小さいけれど甲羅がしっかりしていると言って
「お日様にたくさん当たってるのがよくわかる」と
誰でもない黄木さんに褒められたのが、
なにより嬉しかったです。
無有は今年の6月で満9年になります。
黄木さんがいたから、
黄木さんだったから、
黄木さんのおかげで、
私と無有の9年間があります。
心から、心から、ありがとうございました。
どうぞ安らかに。。。合掌
追記:
黄木さんが大切に管理されていたたくさんのカメ達は、
下記ブログを運営していらっしゃるビルマホシガメのブリーダー、
あこさんとご主人がご尽力くださり、みんな無事に
川崎のハ虫類ショップ『アライブ』さんに引き取られたそうです。
*経緯は『♪気ままにカメ日記♪』に記されています。
グレースさんからカメを迎えた愛亀家の一人として
この場を借りて感謝申し上げます。
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