残念ながら、日本はペット後進国です。
人間の身勝手で不要犬、不要猫(嫌な言葉だ)として、
まるで物のように捨てられ、葬られる命の数は年間約30万匹。
一口で30万匹と言われてもイメージしにくいと思いますが、
これは沖縄県那覇市の人口に相当します。
人口30万人以上の中核市が、毎年一つずつ消滅しているようなもんです。
ドイツでは、日本のように殺処分される犬猫は0、
殺処分場自体が存在しません。
*『ドイツ殺処分ゼロの理由』
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http://dogactually.nifty.com/blog/2010/04/post-b995.html?page=1
日本人は大いに恥ずべきです。
ペットの繁殖や販売に関する法律整備も遅れており、
欧米では動物虐待とみなされている店頭での生体販売も、
いまだに行われています。
なので、命をお金儲けの道具としか考えない、
こういう悪徳ブリーダーも何食わぬ顔で商売しています。
栃木県矢板市の70代の女性ブリーダーが、100匹の登録で実際は140匹の
犬を繁殖に使っており、登録数を減らすよう行政指導を受けたため、
40匹を安楽死処分するよう動物病院に依頼したことが、動物病院の獣医師が
動物愛護団体に連絡して発覚。*東北地方太平洋沖地震犬猫救援活動ブログ
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http://blog.livedoor.jp/touhoku_inunekokyuen/archives/53204352.html?__from=mixi しかも、この鬼畜は、
「そのうち20匹はもうすぐ発情がくるから、子犬を生ませてから処分する」
と、悪びれもせず言っているそうで、
いったい、どういう神経しているんだろ。。。
できることなら、こいつを殺処分室に送りこみたいです。
行政も、こんな悪徳ブリーダーに対して登録数を減らすように
指示しただけとはお粗末すぎます。
アメリカのアニマルポリスやイギリスのRSPCA(王立動物虐待防止協会)のような、
逮捕権を有した動物虐待を取り締まる専門機関設立が、切に望まれます。
欧米では、重度の動物虐待はその後の凶悪事件につながる危険性がある
と認識されています。
アメリカのオレゴン州では、動物虐待で重罪に問われたものは
15年間動物の飼育を禁止され、動物虐待防止プログラムへの参加、
精神科のカウンセリング受診が義務づけられています。
*『アメリカにおける動物の法律あれこれ』
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http://dogactually.nifty.com/blog/2011/11/post-161.htmlカリフォルニア州では、動物虐待を繰り返していた男に
終身刑が科せられた例もあるそうです。
一方、日本では、動物を虐待しても厳罰に処されることはなく、
短い拘留期間を経て社会に舞い戻り、虐待を繰り返す傾向にあります。
つい最近では、里親希望者を装って譲り受けた子猫を虐殺していた
(判明しているだけでも20匹以上)川崎市在住の男が逮捕され、
現在ネット上で厳罰を求める署名運動が行われています。
*猫詐欺・虐待・虐殺容疑者 K・Hの被害者によるブログ
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http://ameblo.jp/calendulacat/ 災害時、欧米では人間と同じようにレスキューされる動物が、
日本では見殺しです。
福島でも被災動物を保護するため、動物愛護団体やボランティアさん達が、
寝食を忘れ、必死になって活動していらっしゃいます。
私にできることは、こうしてブログに取り上げることぐらいで、
本当に頭が下がる思いです。
この度、個人ボランティアさん達が協力して作成した
「福島県被災保護動物リスト集」第三便の発送が開始されたそうです。
*新装開店お庭にようこそ
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http://onyawan.blog93.fc2.com/冊子なら、ネット環境のない方でも見ることができますね。
すでに、第一便、二便も発行されており、第一便と二便で1000頭以上、
第三便にも700頭以上の犬猫が、写真、種類、性別、カラー、保護日、
保護場所、首輪、性格などの情報付きで掲載されているそうです。
希望者には無料で送ってもらえます。
ペットと離れ離れになってしまった飼い主さん、
または、そういう人を知っている方は、是非、お問合せ下さい。
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