以前ブログに書いた母猫と子猫が、
再び我が家の玄関先に現れました。
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猫親子が玄関に現れた!
子猫は生後三ヶ月ぐらいでしょうか。
以前に比べると格段に大きくなっていました。
でも、三兄弟だったのに母猫と一緒に居るのは一匹、
茶トラの子だけ。
そして、なぜか車の下から「ギャァ、ギャアッ」と
ほとんど叫び声のような子猫の鳴き声がします。
しゃがみこんで覗き込むと、
これまで見たことない生後二ヶ月ぐらいの
小さな子猫が一匹。
キジトラで胸が白。
私と目が合った途端、「フーーーッ!!!シャーーーッ!!!」
ともの凄い剣幕です。
親猫は見あたりません。
私が車から離れるのを見計らって、今度は茶トラの子が
興味津々で車の下を覗き込むのですが、
やはり「フーーーッ!!!シャーーーッ!!!」と威嚇して
寄せ付けません。
そうこうしているうちに、隣のご主人が帰宅。
車から降りるなり、「お、子猫ですか?」と
ニコニコ笑って近づいてきました。
「ええ、車の下に見かけない子が」
「前に二〜三匹で遊んでるのを見かけましたよ」
「それはきっと、この茶トラの兄弟です。
三兄弟なんですけど、今夜は一匹しか姿が見えなくて」
すると、隣のご主人は少し顔を曇らせて、
「そういえばこのあいだ、
子猫が車に轢かれて死んでましたよ。
黒っぽい子だったなあ」と。
ああ、、、あの一番体が小さくて黒っぽい子、
体が大きいお兄ちゃん猫二匹から少し離れて
一人遊びしていたあの子、
車に轢かれて死んでしまったんだ。。。
野良猫の子供の生存率は低く、もう一匹の子も
今、親兄弟と一緒に居ないということは、
事故か病気で命を落とした可能性が高いです。
そして、ご主人は続けて、
「その後、黒っぽいトラ猫も轢かれて死んでるのを見ましたよ。
でも、それは子猫じゃなくて大人の猫だったな」
と言うのです。
ピンときました。
その成猫は、たぶん、今、車の下で
身を潜めて鳴き叫んでいる
おチビちゃんのお母さんでしょう。
ある日突然母猫を事故で失って、餓えと恐怖と心細さから
パニックになっていると思われます。
車の下にエサを置いて捕獲を試みましたが、
警戒して全く近づこうとしないので、
一旦その場を離れ、しばらくして戻ると、
おチビちゃんの姿はもうありませんでした。
エサは半分ほど食べてありました。
二匹の兄弟を失って一人ぼっちになってしまった
茶トラの子が、植え込みの上からちょっぴり寂しそうに
車の下を眺めていました。
人間を寄せ付けないのは母猫と茶トラの子も相変わらずで、
この親子も、しばらくしてどこかへ姿を消してしまいました。
追記
上記は先週水曜日(8月7日)に書いたまま、
忙しくてアップできずにいたものです。
今朝、
三兄弟のうち一匹だけ残った茶トラの子が、
車に轢かれて死んでいるのを発見しました。。。
悲しいです。
キジトラのおチビちゃんも、
あれ以来姿を見かけません。
事故、病気、虐待、
野良猫の運命は悲惨です。
このように不幸な猫を増やさないためにも、
どうかどうかお願いします。
猫を外に出さないでください。
完全室内飼育にしてください。
どうしても外に出したいのなら、犬と同様に
リードを付けて散歩をする習慣をつけるか、
お庭を囲ってその中でのみ放し飼いにしてください。
我が家の庭で、母猫に見守られながら、
三匹が仲良く遊んでいた姿が今も目に浮かびます。
死ぬために生まれてきたような小さな命。。。
ごめんね、救ってあげられなくて。。。
せめて、飢えることも、怖い思いをすることもない天国で、
また三兄弟仲良く遊んでいると思いたい…。
合掌