成田ートロント経由でようやく到着した
憧れの、そして未知の国キューバは、
音楽もさることながら、
人も暮らしも、何もかもがパワフルで、
したたかで、魅力的で、
大変興味深いところでした。
アメリカによる経済制裁やソ連崩壊の影響で、
ほんの数年前までは、
国民生活もかなり貧窮していたようですが、
現在は、有機農業や観光業による
外貨獲得が功を奏し、
経済状態は徐々に改善されてきているようです。
また、貧困の中にありがならも、
キューバ革命以降に政府が押し進めてきた
教育、社会福祉制度の徹底と充実は、
100パーセント近い識字率と
医療、教育の無料化、
平均寿命77歳、
乳幼児死亡率1000人あたり6人という
先進国並みの医療水準を誇り、
他のラテンアメリカ諸国とは一線を画すばかりか、
『キューバモデル』と称され、
今や世界中の注目を浴びているとか。
とはいえ、現実問題として、
二重経済が引き起こす格差、矛盾
(外貨を獲得出来る立場にあるものがどんどん豊かになる)
なども垣間見え、色々と考えさせられることも多かったです。
今回キューバを訪ね、
明るいクバーナの笑顔に接しながら、
この国には、
アメリカのような市場原理主義でもなく、
中国のような建前社会主義でもない、
キューバならではの
真の発展と平等を実現して、
大国の鼻を明かしてほしい
と、超僭越ながら感じました。
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キューバの写真はこちら↓
・CUBA 2008〜Santiago de Cuba
・Cuba2008〜La HabanaPR