よそ様のカメは存じ上げませんが、
我が家の無有は、
けっこうな暴れん坊です。
赤ちゃんの頃から、平気で
あっちに登ろうとしたり、
こっちを無理矢理通ろうとしたりして、
そのあげく、ひっくり返ります。
リクガメは甲羅が高いので、転倒すると
まず自力では起き上がれません。
自然界では、もがいているうちに
石などの障害物にひっかかって、
運良く起き上がれることもあるようですが、
飼育下では、なかなかそうもいかず、
とくに、
ケージ内ならば
スポットライトの下、
戸外ならば
直射日光下での転倒は、
脱水症状を引き起こし命取りになりかねません。
また、
深い水場や温浴時の転倒も、
溺れてしまうので要注意です。
そうでなくても、長時間の転倒は、
肺や内蔵を圧迫し呼吸困難や心肺停止に陥ることもあるそうです。
そんなわけで、
無有を飼育し始めてからというものの、
なるべく、無有の寝ている時間を選んで
出かけるようにしています。
無有は、4時頃には寝床に入り
翌朝までぐっすりなので、
夕方から出かける時は問題ないのですが、
どうしても日中、無有が起きている間に
出かけなければいけないときは、
満腹になるとぐっすり寝る性質を利用して、
エサを多めに与える、または用意しておく
(人呼んで『食っちゃ寝作戦』)とか、
たとえ転倒しても脱水症状を起こさないように、
ケージ内の最低温度設定を少し上げて
スポットライトは消しておく
(人呼んで『九死に一生作戦』)とか・・・
本当に気を使います。。。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
それでも、結局心配で落ち着かず、
用を済ませたらそそくさと帰ってきてしまうんですけどね。。。
そういう意味では、
犬やネコのほうが楽かもしれません。
(場所によっては一緒に連れて行くことも出来るし)
ちなみに、
お医者様によると、転倒したカメを起こす際は、
焦るあまり急いで起こしがちですが、
急に身体を起こすと胃の中の内容物が逆流して危険な場合があるので、
横からゆっくり起こしてあげることが
肝心だそうです。
あと、万が一呼吸が停止していた場合の人工呼吸ですが、
復甲を下にして(通常の姿勢)、前足を引っ張ったり、
甲羅に押し込めたりの動作を繰り返すのだそうです。
(普段でも呼吸する際に動かしていますよね)
こんな、一歩間違えば命に関わるようなことなのに、
しかも、
学習能力もあるはずの
カメが、
ひっくり返ることに関しては、
なぜこうも無頓着かつ無防備なのか。。。
*今日も今日とて・・・
謎です。。。
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