岐阜県高山市内を流れる宮川に、
黄色いカルガモの子が現れて話題になっているそうです。
▼毎日新聞2009年5月24日地方版より
【「醜いアヒルの子」?1羽だけ黄色い毛--高山・宮川/岐阜】
高山市内を流れる宮川で、数日前から姿を現した5羽の子ガモの中に
全身が黄色い毛で覆われた子ガモが1羽。
黒褐色の毛に覆われた「兄弟」たちと仲良く泳ぐ愛らしい光景が
観光客の人気を集めている。
近所の人たちによると、カルガモの親子らしく、左岸の草むらの中に巣があるという。
子ガモたちはまだ、子どもの手のひらに乗るほどの大きさ。
天候の良い日は夕方まで母親ガモに見守られながら水浴びを楽しんでいる。
黄色い子ガモは目の色が黒いため、メラニンの欠乏で誕生する
アルビノの一歩手前ではという専門家もいる。
宮川にはアイガモやマガモ、カルガモが多数自然繁殖しており、
日本野鳥の会岐阜県支部長の大塚之稔(ゆきとし)さん(55)は
「アヒルっぽいヒナが誕生しても不思議ではないが、
1羽だけ迷い込んだ可能性もある」と話している。【奈良正臣】飛騨高山を旅行した友人が写真を撮って送ってくれました。
あららら、可愛い♥
お風呂に浮かべて遊ぶアヒルのおもちゃみだいだ〜(o^-^o) ウフッ
それにしても、新聞記事中の
『アヒルっぽいヒナが誕生しても不思議ではない』
とはどういうことだろう(・_・?)
なわけで、調べてみると・・・
なんでもカモは、動物界で最も交雑が進んで?いるそうで、
交雑によって生まれたカモのことを『ハイブリッドガモ』と呼ぶのだそうです。
・National Geographic『図鑑に載っていないカモ」~ハイブリッドガモ』ハイブリッドなどと聞くと、今流行りのエコでちょっとカッコいい感じもしますが、
ようするに『雑種』ということです。
本来、自然界では別行動している様々な種類のカモが、
人間が餌をまく都市部の池など、狭い範囲に集中するために
交雑してしまうらしいのです。
ということは、この黄色いカルガモの子はアヒルとのハーフなのか?
だとしたら、大きくなったらこの子はどんな姿になるのだろう?
このような交雑が進むことは、生態系を狂わすことでもあります。
また、ハイブリッドカモは生殖能力が低いという報告もあるそうです。
うーーむ、どうやら可愛い可愛いと
お気楽に喜んでばかりはいられないようだ。。。
黄色だと目立つために、タカなどの天敵にも襲われやすいとか。
頑張って育ってほしいです。
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