「ごめんね…ごめんね…ごめんね…」
白い防護服に身を固め、変わり果てたその子の亡骸を抱えながら、
絞り出すように、何度も何度もそう繰り返して号泣する飼い主さんの姿を、
テレビが映し出していました。
「ペットは連れて行けません」
行政のその一言で置き去りになった、小さな命。
飼い主さんがやっとの思いで戻った自宅で、その子は、
日が差し込むリビングの窓際に横たわり、
ひっそりと亡くなっていました。
ある日突然出て行ったまま帰らない飼い主さんの姿を、
飢えと寒さと恐怖に震えながら、毎日毎日、朝から晩まで、
窓の外の景色に探し求めていたのでしょう。
「ペットは連れて行けません」
行政のその一言で見捨てられた、もの言わぬ命。
そして、一緒に連れて行けなかった、
飼い主さんの苦しみ、悲しみ…。
せめて、
薄れゆく意識の中、その子が見た最期の夢が、
飼い主さんとの幸せな日々でありましたようにと、
願わずにはいられません。
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http://www.n-d-s.tv/pet-rescue/shomei.html 『ポチたま』の松本秀樹さんによる『東日本大震災ペット救済プロジェクト』です。
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