どうしてこうも日本のマスコミやお偉い先生方というのは、
外国の顔色ばかりうかがっているのでしょうか?
そして、どうしてこうも外圧ってやつに弱いのでしょうか?
連日、テレビでも新聞でも、普天間移設問題に関する報道ばかりです。
どこもかしこも、
アメリカの誰某が顔を真っ赤にして怒った!
アメリカがこんなこと言ってきた!
アメリカの信頼を損ねた!
と大騒ぎ。
でも、これって、アメリカからすると
『思うつぼ』なんじゃないんですか?
なぜ日本は、これほどまでに、
アメリカの一挙一動に一喜一憂する必要があるのですか?
日本のマスコミのアメリカ発的な報道姿勢には疑問だらけです。
「日米安保条約がある」から?
「日本はアメリカに守ってもらっている」から?
だから、日本政府は、日本全土の0.6パーセントにしかすぎない沖縄に、
在日米軍基地全体の75パーセントも押しつけ、アメリカ様には、
毎年2000億円以上の『思いやり予算』なるものを進呈しているのですか?
だから、必ずしも日本を守るために駐屯しているわけではない
アメリカ様の海兵隊のために、5000億円もの血税を注ぎ込んで辺野古の海を埋め立て、
世界各地(とりわけ石油国)の紛争に出撃し戦争をするための巨大な滑走路を、
わざわざ作って差し上げようとしているわけですか?
だから、アメリカ様が一方的に算出してきたグアム移転費用のうち、
約60パーセントにあたる約6100億円もの巨額の費用を
無償で供与するのですか?
基地を提供したうえに、移転費用まで肩代わりする国なんて他にありませんが、
そういうところ、お偉い先生方はアメリカの言いなりだし、
日本のマスコミもあまり騒ぎませんよね。
そもそも、2006年の時点でアメリカは、
海兵隊をグアムに全面移転するつもりだったとか。
アメリカ寄りの日本のマスコミを扇動して、つついて、ごねて、
日本にもっともっと貸し?を作ろうという作戦ですか?
そんなアメリカのやり方を、日本のマスコミは問題視しないどころか、
政治家がアメリカに反抗?するような言動をとると、なぜか
こぞってやり玉にあげるのが、私には不思議でなりません。
鳩山さんが優柔不断とか攻撃されていますが、
政権が交代したのだし、今までの自民党政権のように、
なんでもかんでもアメリカの言い分を受け入れるほうが問題だと私は思います。
新基地建設にかこつけた巨額な公共事業費の利権に群がる
お偉い先生方や官僚、関連業者、団体が、
当初アメリカが望んだ計画を何十倍にも膨らませ、
基地建設決定を急がせているという話は、前々から囁かれていました。
新基地建設が、ジュゴンやアオサンゴなど希少生物の宝庫とされる
世界有数の美しい海を破壊するとして、
当のアメリカを含む世界各国の自然保護団体から反対されています。
なぜか、そういうことは大々的に報道されません。
私は、アメリカに4年間留学していました。
アメリカも日本も大好きです。
私を含め、たぶん、ほとんどの日本国民は、
アメリカとの関係悪化を望んでいないと思います。
でも、日本はアメリカの属国ではなく独立国です、いや、のはずです。
日本は、今こそアメリカにはっきり物申す時だと思うのですが。。。
参照サイト
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・宜野湾市長伊波洋一氏のコメント『SACO最終報告から13年をむかえて』
・海兵隊のグアム移転費用は必要か?
・普天間移設を急ぐ人たち
・日本を守るのに右も左もない
・普天間移設、利権構造も検証を
・普天間問題から見える日本
・鳩山政権を反米的と煽る自民党政権時代の闇勢力
・アメリカに辺野古のジュゴンを殺す権利はない
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