▼夏の野草『ヤブガラシ』の新芽
先日、無有の野草採りに出かけて見つけました。
常々、「なんで葉桜が夏の季語なんだろう?」と
不思議だったけれど、
ヤブガラシの新芽を摘みながら、ふと、
昔の人はこの時期の小寒い日々の中にも、
こうした自然の変化を敏感に感じとって、
夏の始まりを意識していたのかもしれないな
と思いました。
さて、この『薮枯らし(ヤブガラシ)』、
多年草のつる性植物で繁殖力がとても強く、
一度これが生えると薮さえも枯らしてしまう、
ということから、この名がついているようです。
また、別名を『貧乏葛(ビンボウカズラ)』ともいい、
『庭の手入れどころではない貧乏人の住居に生い茂る』(Wikipedaより)
からだとか。。。(^^;
とまあこのように、世間様的には散々なヤブガラシですが、
リクガメとっては大変ありがた〜い野草でありまして、
以前にもブログで取り上げましたが、
そのカルシウムとリンの比率が、驚愕の
17.6:1
なんですねー
O_o)WAO! I
※詳しくはこちら↓
『いいかも、ヤブガラシ♪』(無有的日常'09/9/8)
しかも、道端や空き地などどこにでもわさわさ生えているし、
晩春から秋の中旬まで、長い期間に渡って採取できるし、
なにより、無有さまが大好きだし、
ヤブガラシが茂っている間は、
無有の食餌がどれほど助かることか
ヾ(○´∀`○)ノ嬉スィ~☆♪
リクガメだけではなく、リクガメ飼育者にとっても、
『貧乏葛』どころか『節約葛』と呼びたいぐら
いありがたい野草です。
ちなみに、このヤブガラシ、
昔から利尿・解毒・鎮痛などに
薬効のある漢方薬として利用されている他に
食用にもなるらしく、茹でて灰汁抜きをすれば、
和え物、炒め物、汁の実などで美味しくいただけるそうです。
なんか、知れば知るほど貧乏どころか
『節約葛(セツヤクカズラ)』じゃない?
(゚∀゚〃)ネェー
収穫:ヤブガラシ、たんぽぽ、ノゲシ、米粒詰草、ホトケノザ、
オニタビラコ、ヤブタビラコ、ウシハコベ
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