ニュースで見て涙が出た。。。
車が忙しく行き交う高速道路上で、自らの命を危険にさらして
惹かれた仲間を救おうとする一匹の犬。
・You Tube→
http://jp.youtube.com/watch?v=3XJQTaC-R6wそして、シートン動物記の『狼王ロボ』を思い出しました。
19世紀末のアメリカ南西部ニューメキシコ州で、
どんな罠もあざ笑うかのようにことごとく見破っては群れを率いて牛を襲い、
『狼王ロボ』と呼ばれ恐れられていた実在の狼。
そのロボの退治を牧場主らから託され、数ヶ月間にわたり
あの手この手で捕獲を試みるも失敗続きだったシートンは、
ある時、ロボに妻がいることを知り、先ずはロボの妻を捕獲します。
するとロボは、捕らえられた妻を助けるために、
命の危険を覚悟のうえ、群れではなくたった一匹で、
今まで決して近づいたことのない
人間と罠が待ち構える場所へと自らやって来るのです。
生け捕りにされ、妻がすでに殺されていることを悟ったロボは、
シートンが与える水や食べ物を一切拒否し、
妻の後を追うように静かに死んでいきました。
シートンは愛情深く気高いロボに感銘を受けたと同時に、
自分がとった手段を後悔し、
当時、家畜を襲う悪魔として忌み嫌われていた
(実際は白人入植者が森を切り開き草食動物を殺戮したため
エサに困って家畜を襲うようになった)
狼の素晴らしさを後世に伝えるべく『狼王ロボ』を書き上げたそうです。
ひょっとして、動画の二匹も夫婦だったのかな。。。
*Lobo photo by Seaton(『
Nature〜Lobo after his capure』より)