今が旬の筍。
大好きなんですけど、先ず、
米ぬかと唐辛子とで1時間ほど下茹でし、
そのまま半日ほど冷まし、
それから洗って調理・・・と、
食卓に上るまでの道のりが長いんですよねぇ( ̄~ ̄;)
先日、その筍をいただきました。
宅急便が届き、さあ、頑張って下ごしらえするかと、
気合いを入れて?箱のフタを開けると、
なんと、すでに下ゆで済み♪
ありがたや〜〜〜(シ_ _)シ ハハァーー
筍の他には、ジャスミンの切り花、
葉っぱのついた夏みかん、そして、手作りの竹とんぼ。
全部自分のお家で採れるものだとか(同じ横浜なのに!?)。
G太さんは渋谷生まれの渋谷育ち、私の実家は名古屋市内なので、
故郷から農作物が届くという経験はないのですが、
きっと、こんなほっこりした幸せを運んでくれるんだろーなー。
下茹での時間が省けたお陰で、
すぐに調理にとりかかることができ、
朝届いた筍がお昼には、筍ご飯、筍の天ぷら、若竹煮、
筍の山椒味噌和え、筍とおぼろ昆布のお吸い物になって食卓に並び、
お腹におさまりました。ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ
せっかくなので、一緒に入っていたジャスミンを、
家にあった岩魚の骨酒用の竹製ぐい飲みに挿して、
一緒に食卓に置いたら、
まあ、素敵♪
入院していて行けなかったお花見をやり直した気分です。
筍料理には、あまり茶色い色をつけたくないので、
白醤油や白だしを使います。
白醤油とは、愛知県の特産で小麦を主原料とする醤油です。
(うすくち醤油とは違います)
黄金色で、香りが良く、甘みが強いのが特徴。
そして、その白醤油に鰹や昆布、椎茸などからとった
出汁を合わせたものが、白だしです。
私の育った中部地方は、醤油の種類が豊富なせいか、
実家には、『白醤油』、『白だし』、『濃い口醤油』、
『しぐれたまり醤油』(しぐれの佃煮を作る際に出るたまり)
といった具合に何種類か置いてあり、
鍋物、煮物、お節料理など素材の色を引き立てたい時は、白醤油や白だし。
煮魚、照り焼き等の隠し味には、しぐれたまり醤油といった具合に、
調理や素材によって使い分けていました。
最近でこそ、関東のスーパーでも見かける(種類は少ない)ように
なったけれど、私が結婚してこちらに来た十数年前は、
白醤油も白だしも、全くと言っていいほど知られておらず、
実家に帰る度に、まとめて買ってきたものです。
白醤油は、和食のみならず、中華や洋食の隠し味に使うと味が引き立ちます。
白だしは、茶碗蒸しやお吸い物、うどんの汁などに重宝します。
ナンプラーのように、カレーやエスニック料理などにも使えますよ。
機会があったら是非使ってみてください。